アンダーセン空軍基地から離陸するB-1Bランサー。2003年3月14日撮影 (Photo by Joshua Strang/USAF/Getty Images)

台湾侵略、コスト見合わないと中国に認識させるべき グアムで抑止強化=専門家

中国共産党が定めた対米戦略ラインである第二列島線沿いに位置する米領グアム。専門家は、グアムにおける抑止力を強化し、中国に台湾を侵略するコストは米国との戦争リスクに見合わないと判断するようにしなければならないと述べた。

ヘリテージ財団の政策アナリスト、パティ・ジェーン・ゲラー氏は14日、米シンクタンク・ハドソン研究所が主催するグアムの戦略的位置をめぐる討論会に出席。ゲラー氏は、中国は自国の海岸線を越えて武力を誇示できる戦力態勢を備えようとしていると述べた。またグアムに兵力を前方展開すれば、拡大抑止と台湾への攻撃の抑止につながるとした。

グアムは、日本の小笠原諸島から東南アジアのボルネオ島に至る第二列島線に位置する。その位置と米国の地政学的戦略における重要性から、紛争が発生した場合、中国軍の主要な攻撃目標となる可能性が高いとされる。

▶ 続きを読む
関連記事
小泉防衛相は普天間飛行場の返還条件を巡る一部報道を否定。「長い滑走路の確保」は2013年からの既定合意であり、日米間に認識の齟齬はないと強調。辺野古移設への揺るがぬ方針を語った
2月に米国務省で「日米拡大抑止協議(EDD)」が開催。日米同盟の抑止力強化や米国の核を含む防衛コミットメントの再確認、中露・北朝鮮に対する両国の連携について議論と机上演習を行った
住友商事社員が偽造証を用い、米軍横須賀基地や厚木基地へ不法侵入したとして逮捕。男はイラク駐在員で「米軍への憧れ」を供述しているが、警察は偽造ルートや侵入を繰り返した真の意図を詳しく調べている
米イラン関係が急速に悪化する中、トランプ大統領はイランへの限定的な軍事攻撃を示唆。米国は最新鋭輸送機を配備するなど軍事的圧力を強める一方、イラン側は交渉継続の姿勢を見せており、緊張は最高潮に
2月16日と18日、日米共同訓練が日本海および東シナ海で実施された。空自のF-2・F-15と米軍B-52戦略爆撃機が参加し、強固な同盟関係を誇示した