米イラン関係が緊迫 トランプ氏「イランへ限定的攻撃」検討中

2026/02/21 更新: 2026/02/21

米国とイランの緊張関係が一段と高まる中、金曜日(2月20日)、トランプ米大統領はイラン政権に対し、米国と公正な合意を結ぶよう改めて促した。また記者団に対し、イランへの限定的な攻撃を検討していることを明らかにした。

トランプ大統領は、「彼ら(イラン)は公正な合意を結ぶのが賢明だ。交渉に応じるべきだ。イラン国民とイラン政権は全く別物であることを理解しなければならない。今の状況は実に痛ましいことだ」と述べた。

同日、トランプ大統領はホワイトハウスで州知事らとの会議に臨んだ際、記者団に対し、イランへの限定的な軍事行動を検討していると語った。

記者:「大統領、イランに合意を迫るために軍事攻撃を検討していますか?」

トランプ氏:「その通り、検討中だと言っていいだろう」

トランプ大統領のこの発言は、米イラン間の緊張が絶えず高まっている最中になされた。前日、同大統領はイランに対し、10日から15日以内に核合意に達するよう最後通牒を突きつけており、これに従わない場合は「悲惨な結果」を招くと警告していた。

イランのアラグチ外相は金曜日、『MS NOW』のインタビューに応じ、米イラン双方が核交渉の指導原則について合意に達したと述べた。同外相は、今週中にもイラン指導部が検討するための対案草案が準備できるとの見通しを示した。

交渉の難航と軍事的展開

しかし、イランは依然として、ミサイル計画の制限や、ハマス、ヒズボラといったテロ組織への支援打ち切りなど、米国やイスラエルが提示した要求の議論を拒否しており、交渉は膠着状態にある。

一方で、米国は中東地域への軍事展開を強化している。航空機追跡データによると、金曜日の早朝、米空軍のC-5Mスーパーギャラクシー輸送機が、イングランド東部のミルデンホール空軍基地に到着した。同機は米空軍最大の戦略輸送機であり、大陸間輸送能力を有する。

同日、イギリスのクーパー外相がワシントンを訪問し、ルビオ米国務長官と会談して国防安全保障問題について協議した。

ロイター通信が2人の米当局者の話として伝えたところによると、米国の対イラン軍事計画は準備の最終段階に入っている。その選択肢には、特定の個人を標的とした攻撃や、トランプ大統領の命令次第ではテヘラン政権の交代を推進することまで含まれているという。

趙鳳華
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