上海ロックダウンで中国国内で話題 飢えないために何をするべきか(1)
上海は中国共産党政府の極端な防疫政策のもと、食料供給も限られている中、厳しく封鎖され、ひどい食料不足に陥り、食料を長期保管するための冷凍庫の売り上げが倍増しています。感染状況が悪化している北京や広州の市民もその様子を見て慌てて食料を買いだめしています。中国のソーシャルメディアでは、食料をどう買いだめするかが話題になっています。
食品を買いだめするにしても、栄養価が高く、保存に適した食品はどれでしょうか、そして賞味期限を延ばすにはどうしたらよいのでしょうか。
日持ちし、栄養価も高く、免疫力を高める食物
保存性が高い食品として乾麺、小麦粉、米があげられます。
米は脾臓、胃、肺にもよいとされていますが、漢方医の舒榮氏によれば、特に白米は肺によく、ウイルスに対抗し、免疫力を高めることができるようです。
大豆、インゲン豆、小豆、エンドウ豆、ソラマメ、ピーナッツなど、乾燥した種子も長期保存が可能です。野菜を食べたいときは発芽させて、大豆もやしや緑豆もやしなど、栄養価の高いもやしを作ることもできます。
また、ニンジン、大根、タマネギ、ビーツ、ジャガイモ、落花生、山芋、ジャガイモ(馬鈴薯)、カボチャ、トウモロコシ、キャベツなど、日持ちの良い野菜も多いです。
これらの材料は、風通しのよい涼しい場所に保管してください。ジャガイモはリンゴと一緒に紙袋に入れ、折りたたんで涼しい場所に保管するとよいでしょう。ジャガイモの芽は毒なので食べてはいけませんが、リンゴと一緒に保管することで、リンゴが放出するエチレンがジャガイモの発芽を抑制してくれます。
にんじん、かぼちゃには免疫力を高めるビタミンAが含まれています。また玉ねぎにはケルセチンが含まれており、最近の研究で強力な抗酸化作用、アレルギー反応を遅らせる作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用があることが分かっています。
落花生や山芋に含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌の生成を促進し、腸内環境を改善するとともに、免疫力の向上にも役立ちます。ジャガイモやカボチャも脾臓や胃腸に良いです。
人々が冬に保存することが多い白菜は、キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜で、免疫細胞を活性化し、呼吸器を保護する大根硫黄が含まれています。
また、乾燥した黒キクラゲ、白キクラゲ、シイタケは、血と気を養い、体の免疫力を高めてくれるため、保存食として適していると舒榮氏は言います。
一般的な野菜であるトマトは日持ちがしませんが、日持ちをよくする方法があります。トマトにはリコピン、ビタミンA、ビタミンCなどの栄養素が含まれており、免疫力を高める効果も期待できます。
(つづく)
上海ロックダウンで中国国内で話題 コロナ禍の際、買いだめすべき食料(2)
(翻訳・香原咲)