健康で安全なヘアカラーを行うには6つのステップがあります。このうち、アレルギー検査は重要なステップです。 (Shutterstock)

要注意 髪を染める前に知っておきたい2つのポイント(1)

ヘアカラー経験者は多いですが、トラブルを抱えて皮膚科のクリニックや病院に通う人も少なくありません。アレルギーや抜け毛などの深刻なトラブルを防ぐために、健康的で安全なヘアカラーをするにはどうしたらよいのでしょうか?

 

染料アレルギー

ヘアカラーに悩む患者をよく診察するという蔡逸姍院長は自分で染めるにしても、美容院に行くにしても、比較的よく見られるのは染料にアレルギーを持つ患者さんだと言います。

フェニレンジアミン(PPD)は、現代の酸化染毛剤に最も多く含まれる成分で、黒、茶など色が濃くなるほどPPDの含有量が多くなります。

以前、蔡逸姍院長は染料にアレルギーを持つ女性患者を診察した際、髪をそっと抜くと、頭皮から組織液が流れ出し、頭皮全体が赤く腫れ小さな水泡ができたのが強く印象に残りました。これは染料に対する重度のアレルギーの反応でした。

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