中国共産党、アフリカで「党校」設立 独裁体制モデル輸出との批判

アフリカで影響力を拡大している中国は6月初め、タンザニアで開設した政治塾でアフリカ6カ国の若い政治家に対し研修を行った。米国の専門家は、中国がアフリカに一党独裁体制を植え付ける狙いがあり、各国で言論の自由などが後退する恐れがあると懸念した。

安全保障に介入

中国の薛氷特使は6月22日、エチオピアの首都アディスアベバで開かれた「安全・ガバナンス及び開発に関するカンファレンス(Conference on Security、Governance and Development)」に参加した。同会議には「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸東部に位置するソマリア、ジブチ、ケニア、ウガンダ、スーダンの政府高官も出席した。

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