健康的な食事は仕事の内容に関係なく可能ですが、大切なのは努力することです。(Zidi / PIXTA)

仕事が食生活や健康にどのような影響を与えるのか?

コロナの影響で2年間在宅勤務をしていた多くの労働者は、たくさんの悪い食習慣を身につけて職場に戻ってきました。サンドイッチなどの昼食をコンピュータの前に座って食べる事や、間食すること、炭酸飲料の摂取などです。一部の労働者にとって、仕事は食生活や健康に非常に深刻な影響を与えることがあります。

コベントリー大学の公衆衛生栄養学講師で登録栄養士のエイミー・トロファリ氏はBBCに対し、ストレスの多い環境で働くと食事に影響が出ること、感情と食事には強い関連性があることを指摘しました。

「ストレスは体内のコルチゾール(ストレスホルモン)濃度を高め、長期的には慢性的なストレスにつながり、耐糖能(血糖値を正常に保つためのブドウ糖の処理能力)が損なわれたり低下したりして食欲に影響するため、『食欲増進』につながることが分かっています」

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