2021年1月12日、米ワシントンD.C.の司法省のロゴ (Sarah Silbiger-Pool/Getty Images)

米司法省、国土安全保障省の職員ら起訴 中国政府の「国境を越えた弾圧」に関与

米司法省は7日、中国政府の反体制派スパイ行為や嫌がらせなどを行う「国境を越えた弾圧」に関与したとして、米国国土安全保障省の現職捜査官と元捜査官ら5人を起訴した。

起訴状によると、国土安全保障省(DHS)のクレイグ・ミラー被告と、DHS元捜査官デリック・テイラー被告は政府の制限付きデータベースから反体制派の中国人活動家のパスポートや入国記録などの情報を入手し、漏洩したという。両氏は6月に逮捕されており、それぞれ司法妨害の罪、テイラー被告は連邦捜査局(FBI)に虚偽の陳述をした罪にも問われている。

司法省は「好ましくない政治見解や行動をとる米国住民をターゲットにした国境を越えた弾圧」に関与したとして、ファン・リュウ被告とマシュー・ジブリス被告、チアン・サン被告も起訴した。サン被告は現在逃走中だ。

謀略の一例として、リュウ被告とジブリス被告はサン被告の指揮の下で、米国在住の中国民主派の信頼を失墜させるために、納税状況など否定的な情報を集めて開示する計画を立てた。リュウ被告運営のメディアに民主活動家を出演させ、彼らを標的にした中国共産党のプロパガンダ資料を作成した。また、画商を装って反体制派アーティストの職場や車に密かに監視カメラやGPS機器を装着し、嫌がらせを行った。

FBI防諜部のアラン・ジュニア部長補佐は声明で、「この事件は、中国政府が米国内の反対意見を抑圧する試みを暴露するものだ」と強調。被告の行動は「中国がいかに反体制派を追跡し、威圧し、黙らせようとしているかを示している」と非難した。

マシュー・オルセン司法次官補は声明で「中国政府が黙らせたい見解を含め、米国内の人々が言論の自由と政治的表現に従事する権利を擁護する」と述べた。

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