7月11日、安倍晋三元首相の死去を受け来日したブリンケン国務長官と首相官邸を訪れるエマニュエル駐日大使。(KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

「もっとましのはず」エマニュエル駐日大使、安倍氏の死を喜ぶ中国人に苦言

米国のラーム・エマニュエル駐日大使は12日、ツイッターを更新し、安倍晋三元首相の死を喜ぶ中国人ネットユーザーについて「悪いことに、彼らはこの暗殺を祝っている」と批判し、「中国はもっとましになれるはずだ」と苦言を呈した。

安倍元首相は8日、奈良市内で遊説中に銃撃され死亡した。直後、一部の中国人ネットユーザーはSNS上に安倍氏の死を嘲笑するコメントや映像を相次ぎ投稿した。なかには「お祝い」キャンペーンを始める店舗もあった。

中国メディア「ザ・ペーパー」の東京特派員・曾穎記者は事件当日、現場中継で「安倍元首相は常に日本のために行動していた」「中日両国の友好関係に大きく貢献した」と安倍氏の功績を讃えた。途中、涙声で言葉にならなかった場面があった。映像を見た中国人ネットユーザーは「この記者は中国人?それとも日本人?」「親でも死んだかのような号泣ぶり!」「こいつは日本に寝返った」などと罵詈雑言を浴びせた。

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