中共はなぜ「ペロシ氏を撃ち落とさなかった」?【橫河観点】

周知のとおりアジア歴訪中のペロシ米下院議長は2日夜に、中国側の強い反対を押し切って、台湾を電撃訪問しました。

ペロシ氏は台湾到着後に発表した声明で、「今回の訪台は台湾を見捨てないという米国の姿勢を明確にするためのもので、長く維持してきた米国の方針と矛盾するものではない」と話しています。

「ペロシの訪台が世界に与える影響」やなぜ中共は一部の中国人愛国ネット民らが切望しているような「衝突」ひいては「開戦」ではなく、台湾周辺での大規模な軍事演習や経済制裁などの対抗措置だけで事を済ませようとしているのか、といった多くの人が気になっている事についてお話ししたいと思います。

▶ 続きを読む
関連記事
米中が和解ムードを演出する裏で、ハイテク、サイバー戦、レアアースなどを巡る水面下の戦いが激化している。中共は国内の苦境から柔軟姿勢を見せているが、深層はどうなのか。緊張と協力が入り混じる米中関係の最前線を読み解く。
最近就役した中共軍の3隻目の空母「福建」の名は、習近平の福建省勤務時代の人脈グループ「福建閥」に由来し、習の権力誇示の象徴となっている。しかし、就役式典は異例にも控えめな形で実施され、習は権威誇示の機会を逸する状況となった。
香港の富豪・李嘉誠は、鄧小平や江沢民時代に巨額投資で中共と蜜月関係を築いた。しかし、習近平時代に入ると状況は一変。今年、李氏は中国からの資産撤退を決断する。政治とビジネスの狭間で、彼はなぜこの決断に至ったのか。その真相に迫る。
最近、国際NGO「追査国際」が発表した報告書によると、中共政権による臓器収奪は乳児にまで及び、「特定用途の赤ん坊」を計画的に生ませ臓器を摘出する組織的・系統的な犯罪が行われているという。
米保守団体TPUSA創設者チャーリー・カーク氏が講演中に銃撃され31歳で死去。専門家は「銃弾が撃ち抜いたのは米国文明の心臓だった」と述べ、カーク氏の暗殺が今後の米国社会に与える影響を懸念している。