半導体生産のイメージ写真(NICOLAS ASFOURI/AFP via Getty Images)

中国、半導体産業への取り締まり強化 関連基金管理会社幹部らを拘束

中国の習近平政権は、半導体セクターに対する取り締まりを強化している。当局は9日、国有半導体ファンドの管理機関である華芯投資管理有限責任公司(以下、華芯投資)の元・現上級幹部3人を調査していると発表した。

中国共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は公式サイト上で、「重大な規律違反と違法行為の疑い」で、華芯投資の杜洋・前総監、同社投資三部の楊征帆・副総経理を調査していると公表。また、同社投資二部の劉洋・前会長も「違法行為の疑い」で、北京市監察委員会で調査を受けているという。

中国政府系金融機関、国家開発銀行の子会社である国家開発金融有限公司は、華芯投資の45%株式を保有している。中国メディアによると、華芯投資は、国有半導体ファンドである国家集成電路産業投資基金(大基金)の「唯一の管理者であり」、同基金の投資運用を管轄する。

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