焦点:共和党予備選大敗チェイニー氏、トランプ氏復帰阻止に照準
[ワシントン 17日 ロイター] – 今年11月の米中間選挙に向けた米ワイオミング州の連邦下院選の共和党予備選で大敗した現職のリズ・チェイニー議員は、今後2年間をトランプ前大統領のホワイトハウス復帰阻止に費やす構えだ。反トランプ氏の候補として、自ら2024年大統領選への出馬を検討していることも明かした。
チェイニー氏は、昨年1月6日の連邦議会襲撃を受けたトランプ氏弾劾訴追決議に賛成した共和党議員の1人。16日の予備選でトランプ氏が送った「刺客候補」に敗れたことは、弾劾に賛成した議員の追放を目論むトランプ氏の運動が「大勝利」となったことを意味する。
チェイニー氏は敗北宣言の中で「ドナルド・トランプ氏を2度とオーバル・オフィス(大統領執務室)に近づけないために全力を尽くす。本気だ」と明言した。
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