2022年8月16日、猛暑で中国重慶市に流れる長江の河床が干上がった。 (Photo by STR/AFP via Getty Images)

四川省の計画停電、太陽光パネル・リチウム電池の原材料などが減産

記録的な猛暑により計画停電を実施した中国・四川省では、太陽光パネル、リチウムイオン電池の原材料の生産や出荷に大きな影響が出ている。

中国最長で世界でも3位の大河である長江の上流に位置する四川省は、豊かな水資源に恵まれている。

8月20日付の四川日報によると、8月は連日最高気温が40度を超え、四川省の水力発電の水量が平年より5割以上減ったため、電力需給がひっ迫した。同省では、電力供給の8割が水力発電によって賄われている。省政府は同月15日から工業企業に対して6日間の計画停電を実施し、工場の操業停止を求めた。省政府はその後、月末の計画停電をさらに2回にわたり延長した。

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