長時間座り続けることは健康に悪いというのは良く知られた事実です。医学専門家は、少しでも座る時間を短くするといった、簡単なことが出来れば、健康状態の改善につながると言っています。(Shutterstock)

座りっぱなしは健康を害する 座るのを減らし、立っていることを増やすには

座ることが健康に悪いというのはよく知られた事実ですが、朝9時から夕方5時まで働いている人の多くは、毎日何時間も座っていることが普通です。ではどうすれば長時間座り続けることもなく、仕事にも支障が無いように出来るのでしょうか。

BBCの科学番組の司会者である医学博士のマイケル・モズレー(Michael Mosley)氏は、自身のポッドキャスト「Just One Thing」でこのテーマを取り上げています。

モズレー氏はまず、座りっぱなしの行動は健康に非常に悪いが、それはほとんどの人がどうしても持っている「悪い習慣」であると言います。例えばイギリスでは、多くの人が1日平均10時間以上座っているそうです。このような座りっぱなしの行動は、心臓病や2型糖尿病のリスク上昇など、さまざまな健康リスクにつながる可能性があります。

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