良心の囚人から臓器の収穫を中止するよう中国に求める署名運動を行う有志者ら。イタリアのフィレンツェで2013年撮影(Doctors Against Forced Organ Harvesting)

米議員ら「メディアへの脅迫」 伊誌臓器狩り記事に中国大使館が非難声明

在イタリア中国大使館は8月末、イタリアの週刊誌パノラマ(Panorama)が中国共産党による臓器収奪問題を報じたことを「強く非難する」との声明を出し、「(報道記事による)影響を払しょくするよう」要求した。米議員や国際人権団体は中国大使館の報道への干渉を批判した。

米国のクリス・スミス下院議員は9月20日、ワシントンDCで開かれた人権問題の集会に参加した際、中国大使館の行為は「報道機関への脅迫にあたる」と大紀元に語った。

議員は、「中国大使館は報道関係者への嫌がらせを直ちに停止する必要がある」と述べた。中国共産党による法輪功学習者やウイグル人住民への強制臓器摘出に関して「各国の主要メディアは引き続き調査し報道してほしい。各国の臓器移植手術を必要とする国民がどのような方法で臓器を入手したのか解明しなければならない」と話した。

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