沖縄・嘉手納基地F15順次退役…「戦力の低下招く」米議員危機感あらわ 国防長官に書簡
米軍が沖縄の嘉手納基地に配備しているF15戦闘機を順次退役させる計画をめぐって、米共和党の4議員は1日、懸念を表明する書簡を公開した。中国共産党による台湾侵略のハードルが下がり、「インド太平洋における前方戦力の低下を招く」と訴えた。
米軍は嘉手納基地に常駐しているF15を米国に約2年かけて帰還させ、今月上旬から暫定的により新型のF22戦闘機をアラスカからローテーションで派遣する。「嘉手納での安定したプレゼンスを維持する」としたが、長期的な計画は未定だとした。
マルコ・ルビオ上院議員とマイク・ギャラガー下院議員はオースティン米国防長官宛の書簡のなかで、米軍が中国軍の脅威に対処する時期に、前線戦力となる沖縄にF15の常駐計画がないことに懸念を表明した。また計画が、日本全体に配備された約100機の米空軍戦闘機の半数余りにあたる2個飛行隊の約50機に及ぶことから、影響の大きさを指摘した。
関連記事
宇宙の安全保障への懸念が高まる中、防衛省は小型ロケットの開発に向け、民間企業から研究提案を募集。宇宙空間にある日本の衛星が中国やロシアの「キラー衛星」に攻撃されたり、故障したりした際に、代替衛星を迅速に打ち上げられるようにすることが狙いだ
小泉進次郎防衛相とヘグセス米国防長官は10月28日、フィリピン中部セブで会談し、複数の分野での協力強化で一致した
日米共同統合演習「キーン・ソード27」が過去最大規模で実施。南西諸島に対艦ミサイルや長射程火力を展開し、宇宙・サイバー領域を含む全領域での連携強化を図る
元海上自衛隊幹部の山本勝也氏は20日、日本は米国と同盟関係にあるものの、中国(中共)が日本の沿岸領土で展開する「グレーゾーン」戦術への対応は、日本が主導しなければならないと述べた。
中共軍の無人機2機が10月19日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同区間の無人機通過の公表は今年度初。16~18日には艦艇7隻も通航し、20日も有人機の飛行が相次いだ。小泉防衛相は無人機への対応の必要性を強調した