有益な作用のある【クルクミン】6つの方法で効果倍増(2)抗うつ、抗がん
(続き)
初期の研究では、クルクミンが気分を高める効果も確認されており、うつ病対策に役立つ可能性が示唆されています。2017年に行われた6つの短期プラセボ対照臨床試験のメタ分析では、クルクミンは「うつ病患者において安全で忍容性があり有効」、「新しい抗うつ薬」として作用する可能性があると結論付けられており、そのうち3つの試験では有意な抗不安作用が確認されています。
2017年に《情緒障害学会誌》に掲載された論文によると、クルクミンのうつ病に対する効果を評価するためにオーストラリアで行われた研究では、大うつ病性障害と診断された123人が二重盲検無作為化試験を受けました。1つのグループにはクルクミンエキス250mg、1つのグループにはクルクミンエキス500mg、別のグループにはクルクミン250mgにサフラン15mg、4番目のグループにはプラセボが3ヶ月間投与されました。
関連記事
ターメリックが香辛料の棚に並ぶことはあまり多くはないかもしれません。ターメリックはインド料理や様々なアジア料理に独特の香りを加える用途以外にも使い道があるのです。ターメリックには4000年以上様々な病気を治療する薬用植物として、健康全般的に、また病気の予防としても使われきました。
台湾にある安泰商業銀行の元副頭取・林桂永氏は、仕事の絶頂期にうつ病にかかり、充実していた生活が、まさに谷底まで落下するような経験をしました。
微量栄養素が不足している現代の食生活では、イライラしたり、攻撃的な言葉を発したりすることがあります。 近年、公 […]
現代社会ではインターネットの発達に伴い、コミュニケーションのための電子ツールへの依存度が高まり、SNSの利用が人々の生活の一部になっています。 インターネットはスピードと利便性をもたらす一方で、不安や憂鬱といったネガティブな感情ももたらします。
現在、世界では成人の5%がうつ病を患っています。うつ病の総患者数は2億8千万人にのぼるといわれ、抗うつ剤をどんどん服用しても、症状が良くなったり悪くなったり、あるいは改善されない人が多いのです。