中国の都市が病床確保に奔走、コロナ拡大に米国も懸念表明
[北京/ワシントン 20日 ロイター] – 中国当局は20日、新型コロナウイルス感染で新たに5人の死者を報告した。感染を封じ込める「ゼロコロナ」政策を大幅に緩和した後もコロナ流行は続いており、各都市は病床の追加確保や発熱外来クリニックの増設に奔走している。
死者は前日の2人から増加。ただ、当局は対策緩和に伴い検査義務の大半も解除したため、公式統計が実態を正しく反映していないとの懸念が強まっている。
米国務省のプライス報道官は19日、「ウイルスは拡散時に変異して世界の人々に脅威をもたらす可能性がある」と指摘。感染拡大は中国経済、ひいては世界経済にとっても懸念材料だと述べた。
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