最近発表された報告書によると、世界中の10億人以上の若者が、日常的にヘッドホンを使用し、聴力損傷のリスクを負っている可能性があるといいます。(jessie / PIXTA)

世界の10億人以上の若者に難聴のリスク=研究

最近発表された既存の研究結果をもとに作成した大型分析報告書によると、世界中の10億人以上の若者が、音楽を聴くために日常的にヘッドホンを使用し、大音量の娯楽施設に出入りして、聴力損傷の取り返しのつかないリスクを負っている可能性があるとのことです。

世界保健機関(WHO)が主導したこの研究では、英語、スペイン語、フランス語、ロシア語で20年以上にわたって発表された33の研究データを調査し、12~34歳までの約2万人の被験者を対象としています。 分析の結果、24%の若者がスマートフォンなどの機器に接続したヘッドセットを使用する際に悪い習慣があり、48%の被験者がコンサートやナイトクラブなどの安全でない騒がしい環境で多くの時間を過ごしていることがわかりました。

関連する調査を合わせると、聴覚障害のリスクがある若者の数は、世界で6億7000万~13億5000万人と推定されるとのことです。

▶ 続きを読む
関連記事
 【大紀元日本8月23日】台湾台中市のある16歳の少女は、聴力が60歳の老人レベルに低下した。彼女は学校での授業以外、夜寝るときも、終始携帯型音楽プレーヤーをつけていたという。専門家によると、このよう
軽い運動をしたり、質のよい睡眠を取ったりすることでストレスが緩和されるということは聞かれた方も多いでしょう。でもストレスを感じたとき、すぐには走りに行ったり、睡眠を取ったりできないときもあります
難聴や耳鳴りは、症状が慢性化すると治療が難しくなります。しかし、発症後早い段階で適切な治療を施せば改善する場合が多く、鍼灸療法でも治療効果が実証されています。鍼灸の古典を調べてみると、耳鳴りや難聴には多数のツボで治療を施していたようですが、突発性難聴には特に重要なツボが提示されています。それは四瀆(しとく)というツボです。
耳鳴りは「耳鳴(じめい)」とも言い、中国語でも同じ漢字で表記します。    &n […]
高度な認知力が必要な作業であれば、静かな環境で行うのが最適であるそうです。何故ならば、美しい音楽も含め、あらゆ […]