馴れ馴れしくしないで!距離感が近すぎる人の4つの特徴(1)

いつもいい人を演じている人に共通しているのは、他人との適切な「距離感」を知らないということです。 例えば、次のような人に対して、あなたはどのような態度をとっていますか? 

いつもニコニコしていて、人当たりがよく、いつもプレゼントをあなたにくれますが、一緒にいるとなぜか疲れると感じます。

ここでのキーワードは「笑顔」と「親しみやすさ」です。 続きを読んでいきましょう。

これって、ちょうどいい距離感?

いい人ごっこが長すぎて疲れている人は、適切な「距離感」を知らないことが多いようです。

こういう人の多くは、他人が自分の個人的な領域に踏み込んできても気づきません。しかし、よく考えてみると、自分と他人との距離で居心地が悪くなっていることに気づきます。

人との距離は先天的な産物ですが、その感じ方は人それぞれです。

その結果、親しみを感じた人たちは、何の気なしに私たちの境界に入ってきます。 これらの行動のほとんどは自然なことであり、悪意はありません。しかし、個人的な領域に侵入される側からすると、居心地が悪いのです。

つまり、距離を置くための第一歩は、普段よりも威厳と礼儀を持った言葉や表現を使うことです。 威厳のある丁寧な言葉遣いが、お互いの距離を縮めます。

例えば、「ほら、そんなことより、行こうよ!」と相手に言われたとします。
そしたら、あなたはスケジュール帳を確認しながら、
「どうしますか? 必要なら時間を空けておきましょうか?」と言い、続けて、「いつなら予定が空いていますか?」と付け加えてください。

この返事を聞いて、ほとんどの人は「また連絡するね」と言って立ち去りますが、中には「明日はどう?」と言う頑固な人もまだいます。

このとき、「あ、すみません、明日はいっぱいなので、明後日なら15分程度でしたら大丈夫ですよ」などと言うとよいでしょう。 これで、このように絡んでくる人は少なくなるはずです。

ただし、世の中には必ず類稀な人もいます。「申し訳ありませんが、同行できません」と言うのが得策です。このような人たちは遠回しに言っても理解できないのだと、自分に言い聞かせてください。

人と接することに疲れている人の多くは、自分と親密すぎる人に遭遇し、こういうことに悩まされた経験があると思います。 その対処法を説明する前に、距離感が近すぎる人の特徴を理解しておくとよいでしょう。

距離感が近すぎる人 4つのタイプ

距離感が近すぎる人には、次の4つのタイプがいます。

1. 友好的で、相手のことをよく知っているふりをする

このタイプの人は、初対面の相手であっても、まるで昔からの友人のように笑顔で振る舞うので、こちらも思わず笑顔を返してしまいます。 逆に言えば、このような態度は「馴れ馴れしい」のです。 しかし、馴れ馴れしい態度をとった相手に対して、怒ってはいけません。

 2.すぐにあだ名をつける

馴れ馴れしい人は、お互いの距離を縮めるために、すぐに相手のあだ名を考えてしまうものです。 例えば、空想が好きな人を「アン(赤毛のアンに出てくる空想好きな主人公」と呼んだり、目の大きな人を「ビッグアイズ」と呼んだり、訳の分からないあだ名をつけます。しかし、もしこの人が、例えば、お年寄りに声をかけるとき、「おじさん」ではなく「おっさん」を使うのは大変失礼なことです。

(つづく)

中川晶