昨日、私は自分が意図していたよりもずっと長い時間、メールを打っている自分に気づきました。また、子供たちに「うんうん」とうなずきながら、実は話を聞いていないこともありました。 夢中になってしまうのは簡単ですよね。 ふとした瞬間、新しいメールをチェックしようと携帯電話を手に取り、気づくと20分が過ぎていたということもあります。 私は目の前の人々から完全に意識をそらして、無心にスクロールしていたのです。
かつてないほどデジタルでつながっている現代社会では、このような瞬間が日常茶飯事になりつつあります。私たちは、スクリーン上の利便性のために、真の人間的なつながりを犠牲にしているのでしょうか?
ソーシャルメディア上で数百人の友人とつながり、「いいね」でドーパミンが分泌されるかもしれませんが、それが本当に人生に意味をもたらしているのでしょうか? 2023年の『健康心理学と行動医学』誌の研究によると、ソーシャルメディアに費やす時間が長くなるほど、孤独感が増すそうです。 私たちのデバイスはつながっているような錯覚をもたらしますが、質より量を重視していることが多いのです。
インターネットは間違いなく強力なツールであり、家族や友人との連絡や情報収集に役立っています。しかし、ツールとして利用することと、インターネットに生活を支配されてしまうことのバランスを取るのは難しいものです。画面を見過ぎると、現実世界とのつながりが薄れてしまいます。たとえ物理的にはそこにいても、絶え間なく通知音が鳴るせいで、心が散漫になってしまうのです。長い目で見ると、これは人々が集まる部屋の中でも孤立につながる可能性があります。
では、どうすればその「ちょうどいい」バランスを見つけられるのでしょうか? デジタル世界の利便性と、顔を合わせてのつながりの必要性とのバランスをどうすれば取れるのでしょうか?
1. デバイスを使わない時間を設定する
食事中、家族との夕食、毎週の集まりなど、意図的にデバイスを使わない時間をスケジュールしましょう。デバイスを使わない時間は、より深く有意義な交流を促します。
2. 直接会っての会話を優先する
テキストやソーシャルメディアだけに頼らないようにしましょう。電話をかけたり、友人と実際に会ったりしましょう。2019年の研究では、対面での交流がより強い社会的つながりと生活の満足感を生み出すことが分かっています。
3. ソーシャルメディアの利用は目的を限定する
ログインする前に、友人を確認したり、1つのアップデートを共有したりするなど、自分の目的を認識しましょう。これにより、終わりのないスクロールを防ぎ、消耗感を軽減することができます。
4. テクノロジーを意識的に使用する
デバイスの使用に制限を設ける。朝や夜など、1日のうちの特定の時間帯はスクリーンを見る時間を制限しましょう。そうすることで、内省や有意義な交流のための時間を確保できます。
5. 共同作業に参加する
家族でボードゲームをしたり、グループでハイキングをしたり、地域社会でボランティア活動に参加したりなど、共同作業は自然な形で絆を深める機会を生み出します。
バランスを見つけることは、テクノロジーを完全に断つことではありません。テクノロジーを生活を向上させるために活用することであり、生活を支配することではありません。スクリーンから離れ、周囲の人々と真に交流するとき、私たちは真のつながりがどのようなものかを再発見します。それは、私たちの魂を養い、幸福を育む瞬間です。
愛と感謝を込めて
シナ・マッカロー(Sina McCullough)
この記事で述べられている意見は著者の意見であり、必ずしもエポックタイムズの意見を反映するものではありません。エポックヘルスは、専門的な議論や友好的な討論を歓迎します。
(翻訳編集:呉安誠)
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