台湾の邱国正国防部長(国防相)は7日、蔡英文総統が米国でマッカーシー下院議長と会談するとの計画は把握していないと記者団に述べた。資料写真、2021年12月撮影(2023年 ロイター/Annabelle Chih)

台湾、中国の「度重なる挑発容認せず」 総統の訪米計画報道受け

[台北 7日 ロイター] – 台湾の邱国正国防部長(国防相)は7日、中国による「度重なる挑発」を容認しないと表明した。蔡英文総統がマッカーシー米下院議長と会談した場合に中国が取り得る対応について問われたのに対し述べた。

ロイターは関係筋の話として、蔡総統が中米訪問の経由地として立ち寄るカリフォルニア州で講演を打診されており、それに合わせマッカーシー氏と会談する可能性が高いと伝えた。

中国は昨年8月、当時のペロシ下院議長が訪台したのを受けて台湾周辺で軍事演習を実施した。

邱氏は蔡総統とマッカーシー氏の会談に関する計画は把握していないと記者団に述べた。

また「中国の共産主義者は軍を派遣するためならどんな理由でも使う」としつつ、「だがわれわれは『かかってこい』とは言わず、平和的で理性的なアプローチを取る」と語った。

台湾はこうした状況が起きないことを望むが、軍には戦う用意があるとも言明。中国が再び動けば台湾軍の役割は戦うことだとし、「度重なる挑発は容認しない。受け入れられない」と述べた。

台湾は蔡氏の訪米を発表していない。同氏は台湾と外交関係を維持する南米やカリブ海の国を過去に訪問した際、米国に立ち寄っている。

台湾外交部(外務省)は7日、蔡氏の外遊日程については適切な時期に発表するが、現時点で公表する情報はないとした。

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