洗濯前に冷やしてシミ抜き?専門家が教える洗濯のコツ

洗濯の仕方は人によって違います。洗濯の専門家が洗い方のコツを教えてくれました。シミ抜きや生地の保護、節約に役立ちますので、参考にしてみてください。

英デイリー・ミラー紙によると、大手の清潔用品ブランド、アリエール(Ariel)は、普段洗濯をしている大人2000人を対象に、洗濯の習慣や行動について調査をしました。

その結果、回答者の35%がジーンズを5回履いてから洗濯すると答えました。回答者の43%は、洗濯機の使用回数を減らしたいと考えているので、下着を重ね着していることを認めました。

また、毎月シーツを交換する人はわずか14%、週末にシーツを洗濯する人は32%でした。

ほぼ3分の2(62%)の人が、生活費を下げるために洗濯機の使用回数を減らすと答えました。一方、57%の人は電気代を節約するために冷水で洗う傾向があります。

これらの回答者は、冷水で洗濯する主な利点として、省エネ、節約、環境保護を挙げています。

洗濯機の設定を調整し、冷水で洗濯すると節約になります(ニングル / PIXTA)

アリエールの科学者で洗濯専門家のターベック(Martin TerBekke)氏は、冷水で洗う洗濯のコツをいくつか紹介しています。これは、衣類の変色を避け、エネルギーを60%節約することで、生活費の削減にも役立ちます。

40℃の温水で服を洗うだけでも、生地には2倍の負担がかかると言います。「衣類の品質を守ることで、埋立地行きになるのを防ぎ、さらに衣服を買い足す必要性を減らすことができます」

ターベック氏は、洗濯機に入れる前に衣類を裏返しにすることを勧めています。これにより、洗濯中に他の衣類とこすれるのを防ぎ、外側の繊維を保護することができます。

衣類を洗う洗濯機(ニングル / PIXTA)

衣服にシミがついた場合は、冷凍庫にしばらく入れてから洗濯機で洗うと、汚れが落ちやすくなります。

ターベック氏は、セーターに口紅がついている場合は、まず軽く拭き取ってから、マイナス20℃の冷凍庫に入れると、口紅が固まり、再度拭き取ったり洗ったりするのに役立ちます、と例を挙げています。

ジャケットは洗濯機に入れる前にボタンを留めておくと、ボタン割れを防ぐことができます。ズボンやファスナー付きの服の場合は、他の服に引っかかったり破れたりしないように、最初にファスナーを引き上げる必要があります。

また、洗濯機には衣類を入れ、その上にこぶし大の空間を作ることで、水が均等に行き渡り、衣類がきちんと洗われるとのことです。

(翻訳編集:里見雨禾)