観測史上最大の宇宙爆発、3年前に突然起こり今なお続く
サウサンプトン大学の天文学者らが、これまで人類が観測してきた中で最大規模の宇宙爆発を発見した。しかも、3年間にわたって、恐ろしい量のエネルギーが放出され続けているという。
「AT2021lwx」と名付けられたこの爆発は、既知の超新星より10倍以上も明るく、ブラックホールに近づいた恒星がその重力によって引き裂かれる「潮汐破壊現象」よりも3倍明るい。
その規模は、我々の太陽系の100倍の大きさに相当する。
関連記事
星間彗星3I/ATLASが近日点通過時、軌道が相対論では説明できない異常を示した。科学界では人工的制御の可能性も議論されている。
太陽フレアの温度は従来の推定より最大6.5倍も高い可能性があるとの最新研究。半世紀の謎に迫る発見とは?
火星と木星の間にある準惑星ケレス。NASA科学者は「水と生命が存在する可能性がある」と指摘。その最新の発見に迫ります。
天文学者が発見した「銀河核極限突発現象」は、史上最大級の爆発。超新星の25倍のエネルギーを放ち、宇宙の成り立ちやブラックホール成長の謎に迫ります。
流星雨の予測困難の理由が判明。惑星の重力よりも、太陽と惑星の質量バランスで決まる「太陽系重心」の動きが軌道変化の主要因と分かりました。