台湾侵攻を画策する習近平の足を引っ張るのは誰か
中共ロケット軍の複数の高官が解任されたことを受けて、中国共産党(中共)の軍事新聞は習近平氏への「絶対の忠誠」と「戦争の準備」を求める発言を続けている。
豪州在住の学者である袁紅冰氏は、習近平氏が台湾海峡での軍事行動を検討しているものの、軍官たちが公然と従いつつも秘密裏に反発していると指摘している。
習近平氏は、軍内での彼に対する忠誠を確保するための内部粛清を進めているが、その目的の達成は難しいと述べた。
袁紅冰氏によれば、習近平氏は台湾問題の平和的な解決をすでに放棄し、軍事手段での解決を模索している。これは、台湾や国際社会が中国共産党の「一国二制度」を受け入れる可能性が低いとの認識からである。
また、習近平氏は、香港が平和的手段で返還された後も反中共勢力や香港独立派の勢力が残ったことから、その経験を台湾に生かし、軍事的手段で台湾独立派を排除する必要があると考えている。
しかし、袁紅冰氏は、習近平氏が軍の絶対的な忠誠を求めても、軍官たちにとって習近平氏に絶対的な忠誠を誓う理由が見当たらないと指摘している。
関連記事
日本沖縄政策研究フォーラム理事長・仲村覚氏が講演。中国共産党が沖縄で仕掛ける「認知戦」や「琉球植民地ナラティブ」の実態を解き歴史的真実を解説。日本を守り抜く覚悟を説いた
12日の中国外交部会見で示された、台湾有事を「内政」とする論理が日本や沖縄にもたらす法的リスクを分析。中国共産党の法律戦・心理戦に対抗し、日本が発信すべき戦略的ナラティブとは何か?
中国軍副主席・張又侠の失脚後、軍報が過去の反逆者・張国燾を異例の頻度で批判。これは張又侠が軍を私物化し「別の党中央」を企てたことへの暗示か。習近平一強体制における軍内部の激しい権力闘争の深層に迫る
「(国防は)我々が団結し、対外的に共同戦線を張るべき領域である」と頼清徳総統は述べた
紅二代の作家・畢汝諧氏が、習近平による張又俠排除の内幕を分析。父・張宗遜の失脚を機に実戦で軍功を重ねた張又俠の経歴を紐解き、軍の実力者を粛清して「党指揮槍」を徹底させようとする習政権の論理を暴く