卵はオーガニックのものを選ぶようにしましょう。(ykokamoto / PIXTA)

若さは食から!7つの最強のアンチエイジング食品を大公開(2)

(続き)

2. オーガニック

もうひとつのスーパーフードは卵です。卵1個には次のものが含まれています。

◎9種類の必須アミノ酸

◎最高品質のタンパク質6グラム

タンパク質は、皮膚、内臓、筋肉などの体組織を作り、維持し、修復するのに不可欠な栄養素であり、免疫系やホルモンの主成分です

◎ルテインとゼアキサンチン(目に良い)

◎コリン(脳、神経系、循環器系に良い)

◎天然のビタミン

しかし、ここで重要なことは、すべての卵が同じ品質というわけではないということです。「真の卵」、つまり放し飼いの鶏から採取した卵と商業的に飼育された鶏卵の栄養成分は大きく異なります。

米国農務省によれば、「放し飼い」とは一定の基準に基づいて屋外で飼育された鶏を指します。いわゆる「屋外」とは、鶏が食べるものとは関係のない、畑やコンクリートの庭のことです。商業的に飼育されている鶏は、トウモロコシ、大豆、綿実を与えられており、一方、本当に放し飼いにされている鶏は、自然の種子、草や野菜、昆虫、ミミズなどの栄養豊富な餌が与えられます。

自宅の近くに自然養鶏場を見つけるか、健康食品店を尋ねて、オーガニック卵を買って食べることをお勧めします。

やむを得ずスーパーで卵を買うなら、放し飼いのオーガニック卵を選んでください。オメガ3系の飼料を与えられた鶏からの卵が必ずしも悪質な脂肪を含むわけではありませんが、その可能性が考えられますので注意が必要です。

はっきり言って、卵は新鮮で健康的な供給源から生産されているものが安全に食べられると思います。しかし、卵白だけを食べるのは控え、卵白と卵黄を一緒に食べると良いでしょう。

3. 緑黄野菜

ほうれん草、ケール、カブの葉、コラードの葉、ロングリーフ・レタスなどの緑葉野菜にも、卵と同様にルテインとゼアキサンチンが豊富に含まれています。

これらの抗酸化物質を豊富に含む食品を食べると、加齢黄斑変性症(AMD)やリンパ腫のリスクが低下することが研究で示されています。

ほうれん草やケールなどの緑黄野菜には、β-カロテン、ビタミンC、ファイトケミカルの一種(スルフォラファン)など、がんと闘う作用のある抗酸化物質が含まれています。

ほうれん草に含まれる葉酸は短期の記憶力を劇的に向上させ、葉酸を多く含む食品を食べるとDNAの減少速度が遅くなり、心臓病やがんのリスクが低下するという研究結果もあります。

ほうれん草はORAC(酸素ラジカル吸収能力)も高いです。ORACとは、食品が体内の有害なフリーラジカルを除去する能力(抗酸化力)を示す指標です。ORACが高いほど体に良いということになります。

ほうれん草やケールなどの緑黄野菜には、β-カロテン、ビタミンCなど、がんと闘う作用のある抗酸化物質が含まれています。(Wakko / PIXTA)

自然栽培の新鮮な野菜は太陽エネルギーをたくさん蓄えており、このエネルギーは光の粒子(バイオフォトン)の形で野菜に蓄えられます。太陽光は生命にとって不可欠な要素であり、私たちは皮膚からだけでなく食事からも太陽エネルギーを吸収します。

すべての生物は、バイオフォトン、つまり低次の冷発光を発しており、人間の細胞から放出される光エネルギーが高ければ高いほど、そのエネルギーを受け取る人間の感受性は強くなり、幸福感を与え、活力が沸いて、元気な気分にさせます。

研究によると、食品の品質を判断するには、その化学成分だけでなく、その光エネルギー(バイオフォトン)を見ることも重要であり、バイオフォトンを多く蓄えることができる食品ほど、栄養価が高いということです。

血管の健康によいビタミンK1を含む緑黄野菜には、ケール、グリーンリーフ、ほうれん草などがあります。

ビタミン K1 は、次の重要な機能を持つ脂溶性ビタミンです。

◎血液凝固

◎骨を丈夫にする

◎心臓病の予防

◎アルツハイマー病の予防

◎インスリンと血糖値の調整

◎肺がんや肝臓がんなどがんの治療

野菜に含まれるビタミンKはK1ですが、納豆やチーズなどの発酵食品にはビタミンK2が含まれています。ビタミンK2は骨に有益であり、動脈石灰化のリスクを軽減する可能性があります。

可能な限りオーガニック野菜を買いましょう。オーガニックの野菜や果物には、従来の新鮮な野菜や果物よりも多くの栄養素が含まれていることが研究で確認されています。

 

(つづく)

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