コーヒー豆の「出がらし」の新たな価値:コンクリートの耐圧強度が大幅に向上!
毎年、世界で約100億キログラム(1000万トン)のコーヒー豆の出がらし(コーヒーかす)が出てきてしまいます。通常、その出がらしは環境臭気の除去(脱臭剤)や肥料の副素材などに使用されますが、実は、コーヒーかすの大部分はほとんど再利用されていないのです。
ところが、最近、オーストラリアのある大学は、コーヒーかすを熱分解し、コンクリートに添加することにより、コンクリートの耐圧強度が大幅に向上することを発見しました。
オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)の研究チームは、コーヒーかす(SCG)を無酸素環境の下で熱分解し、それをSCGバイオ炭(使用済みコーヒーかすを材料とした、生物の活性化および環境の改善に効果のある炭化物)に変換し、コンクリートに添加することで、コンクリートの耐圧強度を30%向上させることに成功したのです。
関連記事
トイレットペーパーの芯は捨てていますか?ちょっとした工夫を加えれば、実用的なものに変身できます。幾つかのアイデ […]
冷蔵庫の臭いを除去するには、「食品の管理」と「清潔さを保つこと」が基本。そして、コーヒーを抽出した後の残りカス、茶葉、レモンの皮を置くだけで臭いを完全に除去できます。
愛知県の豊橋市は、2017年10月から稼働する「豊橋市バイオマス利活用センター」を報道関係者に公開した。それによると同センターは、生ごみや下水道汚泥などをメタン発酵して取り出したバイオガスで発電したり、発酵後の汚泥を炭化燃料化して100%利活用することができるという。
残ったコーヒーのカスをゴミ箱に捨てるのはもったいない。実は、コーヒーかすは少し工夫するだけで、吸湿、消臭、清掃などに利用することができます
南アフリカ西ケープ州には、山々で区切られた密集した砂の平原の下に美しい植物の宝物が隠されています。 この目立たない土地は、世界で唯一の乾燥植物のホットスポットであり、世界の多肉植物の3分の1が生息しています。