冷蔵庫の臭いを除去するには、「食品の管理」と「清潔さを保つこと」が基本。そして、コーヒーを抽出した後の残りカス、茶葉、レモンの皮を置くだけで臭いを完全に除去できます。
まずは、食品の管理。臭いの元となる腐った食べ物や賞味期限が切れたものを片付け、ふきんでこまめにふいて常に衛生を保ちましょう。
冷蔵庫の中にカビが生えてしまったら、冷蔵庫の中身を全部取り出して、薄めた塩素系漂白剤またはカビ除去剤を使ってきれいに拭きます。冷蔵庫の扉のゴムパッキンに生えたカビは歯磨き粉で磨いて取ることもできます。その後に漂白剤を薄めて拭けば更にいいでしょう。
食品は「買った順」に消費することを心掛けてください。葉物類は裸の場合、ペーパータオルで包んでからビニール袋に入れます。葉っぱを上にして立てて野菜室に保存すると鮮度が長持ちします。玉ねぎやジャガイモなどの根茎類はダンボール箱やナイロン袋に入れて常温で保管します。この方法なら、通気性がよく発芽もしにくくなります。キャベツや白菜は、一日常温に置いてから冷蔵庫に入れます。残留農薬を揮発させ、湿気の除去もできます。果物類は、立たせた状態で保存するとよいでしょう。
最後に抽出後のコーヒーかす、または茶葉(両者ともによく乾燥させてから使用する)、もしくはレモンの皮を不織布お茶パックに入れて、冷蔵庫の中に置いておけば数日間で消臭効果が出ます。長期にわたって使用する時には、週に一度交換するようにしましょう。
レモンの皮がなければ、ミカンやグレープフルーツの皮でも代用できます。その時、皮に含まれる精油を少し絞って表面に出すことを忘れずに。交換は、二日に一度程度がお勧めです。
(翻訳編集・豊山)
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