日頃から髪や頭皮へのダメージを減らすことも、抜け毛を減らす大切なポイントです(shimi / PIXTA)
ヘアケアと抜け毛を減らす6つのヒント

抜け毛、どうすればいい?(2)

(続き)

日頃から髪や頭皮へのダメージを減らすことも、抜け毛を減らす大切なポイントです。

人間の皮膚には保護機能があり、十分な皮脂が頭皮を外部環境から守っています。洗浄力が強すぎると、頭皮を保護するために皮脂がたくさん分泌されます。例えば、ある男性型脱毛症の患者は、美容師から「頭皮が脂っぽいと毛穴がふさがり、抜け毛が増える」と言われ、1日2回洗髪して皮脂を抑えていましたが、かえって洗いすぎで頭皮の皮脂が深刻な問題になってしまいました。

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抜け毛やフケ、頭皮の痒みやべたつき、臭い等に悩んでいる人は少なくありません。高価なシャンプーでマメに手入れをしてもトラブルが解決しない場合は、「塩洗髪」を試してみてはいかがでしょうか。簡単で安全、且つお金も殆どかからない方法です。
健康な髪は美しさを増すだけではなく、冬の寒さや夏の日差しから体を守る効果や、体内の老廃物の一部を体内から出す作用があります。また、髪の特質を理解することで、髪の悩みを根本から解決しつつ、ほかの部位の問題をも解決することができると言われています。
現代人の髪質は、先代の人々に比べて概ね劣っていると言われています。私の祖父母は、高齢の頃は髪が黒光りしていて、同年代の人たちもそうだったと記憶しています。今、街を歩いていると、頭が禿げている人がいたり、髪の毛が非常に薄い人が多く、カツラを被っている人も少なくありません。なぜそうなるのでしょうか。
男性に限らず、近年は抜け毛の問題に悩む女性が増えています。抜け毛の原因については、ホルモンバランスやストレスなどが知られてきましたが、最近では、ゴースト血管つまり「幽霊化した血管」と抜け毛の関連が指摘されています
必須ミネラル16種の一つである亜鉛(Zn)は、人体に必要な鉱物です。不足すると、抜け毛、下痢、皮膚の痒みなどの様々な症状が現れます。