米海軍は、駆逐艦ジョン・フィンが台湾海峡の「沿岸国の領海を超えた」国際水域を通過したと発表した。2021年撮影(2024年 ロイター/U.S. Navy. Jason Waite/U.S. Navy/Handout via REUTERS)

米軍艦が台湾海峡を通過、総統選後初めて 中国反発

[北京 24日 ロイター] – 米海軍は24日、駆逐艦ジョン・フィンが台湾海峡の国際水域を通過したと発表した。米軍艦が台湾海峡を通過するのは今月13日の台湾総統選・立法委員(国会議員)選後では初めてで、中国が反発した。

海軍は声明で「ジョン・フィンの台湾海峡通過は全ての国の航行の自由を原則として守るという米国のコミットメントを示している」と指摘。「国際社会のいかなるメンバーも威嚇や強要によって権利と自由を放棄させられることがあってはならない」とした。

中国軍東部戦区は同艦を監視し、警告を発したと表明。

声明で「米軍はこのところ地域の平和と安定を悪意を持って損ねる挑発的行為を頻繁に行っている」と批判した。

台湾国防部は同艦が台湾海峡を南方向に航行するのを監視したといし、状況は「正常」だったと述べた。

米海軍が軍艦の台湾海峡通過を発表したのは昨年11月上旬以来。

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