カナダ政府は、中国人女性が中共(中国共産党)国務院華僑事務弁公室で働いていたとして、国外退去命令を出した(ROGERIO BARBOSA/AFP/GettyImages)

カナダ、中国人女性に国外退去処分 中共の「越境弾圧」に加担

カナダ政府は、中国人女性が過去に中共(中国共産党)国務院華僑事務弁公室(僑務弁公室)で働いていたとして、国外退去命令を出した。僑務弁公室はカナダ政府から、中共(中国共産党)がカナダ社会に干渉するための機関だと認定されている。

カナダの移民・難民委員会(IRB)は裁定で、ジン・チャン氏は中共国務院僑務弁公室(OCAO)に勤務しており、OCAOはカナダでスパイ活動をしていたと述べた。

入国審査官はチャン氏がスパイ行為を行ったとは主張しなかったが、IRBは同氏が11年間、僑務弁公室に勤務し、僑務弁公室による華僑への抑圧に加わっていたことを発見した。

▶ 続きを読む
関連記事
FBIの機密解除文書で、米民主党のスウォルウェル下院議員が中国国家安全部と関係が疑われる女性との肉体関係を認めたとされる。米政界を狙う長期的な情報工作の実態が改めて注目されている
豪コンサル企業を模した偽サイトが、米政府・軍関係者らを標的にした中国情報機関系の勧誘工作に使われた疑いが浮上。FBIは関連する13ドメインを差し押さえた。日本でも類似の接触への警戒が必要だ
中国本土との関係が疑われる攻撃者が、複数のAIエージェントを連携させた自律型攻撃システムで台湾政府機関を標的にした疑い。85機関に侵入し、2500件超の人事情報を取得した可能性がある
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る
フランス海軍の元ラファール戦闘機パイロットが、中共への機密情報提供の疑いで正式捜査の対象となった。欧米の元戦闘機パイロットを狙う中共軍の人材獲得の実態を追う