2月13日、共和党が多数派を占める米下院は、不法移民の大量流入に対応できていないとして、マヨルカス国土安全保障長官(写真)を弾劾訴追する決議案を賛成214票、反対213票の僅差で可決した。写真はワシントンで2021年5月撮影(2024 ロイター/Kevin Lamarque)

米下院、国土安保長官の弾劾訴追案を可決 不法移民への対応で

David Morgan Richard Cowan

[ワシントン 13日 ロイター] – 共和党が多数派を占める米下院は13日、不法移民の大量流入に対応できていないとして、マヨルカス国土安全保障長官を弾劾訴追する決議案を賛成214票、反対213票の僅差で可決した。

マヨルカス氏が移民法を執行していないとする内容で、下院共和党はメキシコ国境から大量の不法移民が押し寄せる事態を招いたと主張。また、議会での虚偽発言も弾劾の根拠に挙げた。

下院は先週もマヨルカス氏の弾劾訴追決議案の採決を行い、共和党の一部議員が造反したことから否決された。がんの治療を受けている共和のスティーブ・スカリス議員は先週の採決を欠席したが、今週議会に復帰し、可決に必要な賛成票を投じた。

ただ、民主党が多数派を占める上院でマヨルカス氏が有罪となり罷免される可能性は極めて低い。

バイデン大統領が2021年に就任して以来、南部国境から記録的な数の不法移民が流入しており、トランプ前大統領は11月の大統領選でバイデン氏と再対決することを視野に、移民問題を選挙戦の主要争点と位置付けている。

関連記事
バイエル社とそのモンサント部門は、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの製造業者に対し、モンサントが1980年代に開発し特許を取得した技術をワクチンに使用したと主張し、提訴している
米ミシシッピ州で6人が死亡する銃乱射事件が発生した。24歳の男が親族や7歳の少女らを殺害した疑いで拘束されている。検察は死刑相当の重大犯罪として、死刑を求刑する方針を明かした
ミネアポリスで起きたICE職員による女性射殺事件の新映像が公開された。JD・ヴァンス副大統領は正当防衛を主張するが、野党側はこれを批判している。FBIが捜査を行う中、抗議活動も拡大している
米ミネアポリスでICEの任務中に女性が射殺された事件を受け、抗議デモが激化。連邦当局は非致死性弾やガスを使用し、不法集会を宣言して逮捕者を出す事態となった。市長は当局の主張を批判し、市と連邦の対立も深まっている
ミネソタ州でのICE捜査官による射殺事件を巡り、ヴァンス副大統領はメディアの報道を「無責任な恥辱」と激しく批判。正当防衛を主張するトランプ政権と、州独自の調査を求める民主党知事らが真っ向から対立