「法が悪用される恐れ」国連、香港の国家安全条例法案の採択を非難
国連人権高等弁務官のフォルカー・テュルク氏は19日、同日可決した香港における国家安全条例法案の性急な審議と採択を強く非難した。「スパイ活動」の定義をめぐり透明性を欠く同法は、国際人権法に則らないとして、国連はかねて懸念を示していた。
テュルク氏は、「多くの条項が国際人権法と両立しないことについて深刻な懸念が示されたにもかかわらず、このような重大な法律が性急に立法府を通過したことを危惧する」と声明で述べた。
今回採択された国家安全保障法案は、中国共産党が2020年に成立させた国家安全維持法を拡大するものだ。これにより、香港で適用される国家安全法の範囲がさらに広がり、▽反逆罪、▽反乱罪、▽国家機密およびスパイ活動に関連する犯罪、▽破壊活動および国家安全を危険にさらす行為、▽外部干渉の5つの追加犯罪カテゴリーが導入された。違反すれば最高で終身刑を科すとしている。
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