台湾海軍司令官が訪米へ、対中「第1列島線」構想の一環=関係筋
Idrees Ali Ben Blanchard
[ワシントン/台北 29日 ロイター] – 台湾海軍の唐華司令官が来週から米国を訪問し、軍関連の式典に出席するほか、台米海軍の協力強化について協議することが分かった。関係筋6人が明らかにした。
米インド太平洋軍司令部のあるハワイを訪れ、太平洋艦隊司令官交代式典に出席。その後、ワシントン近郊で4月8─10日に開催される「海・空・宇宙」会議に出席する予定で、リサ・フランチェッティ米海軍作戦部長との会談に向けた話し合いが進められているという。
台湾海軍と米国防総省はコメントを避けた。
軍人を中心とする台湾高官の訪米は公式に確認されないこともある。
唐氏の訪米は、日本、台湾、フィリピン、ボルネオ島を結ぶ「第1列島線」で囲んだ海域で中国軍に対抗する米国の「統合島しょ防衛構想」の一環という。
関連記事
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
香港・宏福苑の大火で死者は146人に達した。修繕工事入札を巡り親中派議員の業者擁護疑惑や監督機関の警告軽視が浮上し、中共の「一党独裁」による腐敗との批判が強まっている
台湾海峡の緊張が高まる中、台湾の頼清徳総統は26日、総額400億ドル(約6兆円)を投じ、高度な防空システム「台湾の盾」を構築する方針を示した。米トランプ政権で安全保障担当補佐官を務めたロバート・オブライエン氏も、「頼総統の判断は完全に正しい」と支持を表明している。
香港大埔の宏福苑団地で大規模火災が発生。死者128人、89体の身元は未確認。救助や捜索が続く中、当局は設備業者への法的措置も検討中
香港で26日に複数の高層ビルで大規模火災が発生したことをめぐり、木原稔官房長官は同日の記者会見で「ご冥福をお祈りする」と哀悼の意を示した。