豪野党の有力議員が訪台、安全保障協力に言及 蔡総統と会談
[台北 8日 ロイター] – 豪野党の議員で、情報委員会の副委員長を務めるアンドリュー・ウォレス氏は8日、台北で蔡英文総統と会談し、台湾との安全保障協力に言及した。豪と台湾は域内の安定維持への関心を共有していると指摘した。
オーストラリアは他の大半の国と同様、台湾と正式な外交関係を結んでいないが、中国が台湾への圧力を強めていることを懸念している。
ウォレス氏は、刻々と変化する地政学的状況において、安全保障協力は「最も重要」と主張。「台湾とオーストラリアはともに、インド太平洋地域の平和と安定を維持することの重要性を認識している。われわれのパートナーシップ、戦略的パートナーシップは、地域の安全保障に大きく貢献している」と述べた。
その上で、台湾とオーストラリアは、ルールに基づき開放的で包摂的なインド太平洋への関心を共有しており、地域の安定を損なういかなる脅威にも反対しているとした。
蔡総統は、台湾とオーストラリアは自由と民主主義の強固な擁護者だと応じ「権威主義的な拡張主義に直面している今日、民主主義は共に立ち上がり、協力を強化しなければならない」と述べた。
関連記事
台湾では、イランが米・イスラエルによる空爆以降、中共軍が3日連続で軍用機を台湾周辺に派遣していないことが注目された
香港の裁判所は2月26日、国家安全条例違反の罪で、海外で指名手配している民主活動家郭鳳儀氏の父に懲役8か月の判決を言い渡した。郭鳳儀氏は「国家安全を名目にした連座」と批判
カナダのドキュメンタリー映画「国家の臓器」のパレードが台北で開催。中国共産党による闇の臓器売買の実態を告発し、AI等を用いた世論操作(認知戦)が強まる中、台湾市民に真実を知るよう訴えかけている
米シンクタンクが、無人機を大量投入して中共の台湾侵攻を阻止する構想の具体案を発表した。報告書は台湾に対し、防衛投資の拡大を提言している
最近、香港政府は1500億香港ドル(約2兆9922億円)の外為基金をインフラ事業に充てると発表。こ一部分析は、香港財政に余力がなく外為基金という外貨準備の取り崩しに踏み切ったことを示しており、習近平がインフラ事業を通じて香港を「空洞化」させているとの見方があると指摘した。