中国人民銀行(Greg Baker/AFP via Getty Images)

経済不安 中国国債利回りが22年ぶりの低水準に

中国の国内経済への懸念が続き、さらなる刺激策への期待から、投資家は引き続き中国国債を購入している。その結果、国債利回りは20年以上ぶりの低水準に達している。

6月26日(水)、中国のオンショア10年国債利回りは2.22%に低下し、これは2002年以来の最低水準である。20年国債と50年国債の利回りも数か月間にわたり歴史的低水準にある。

中国経済の成長が鈍化し、金融政策が緩和的であること、銀行システムの流動性が豊富であること、そして貸出需要が低迷していることから、国債の価格は強い上昇を示している。たとえ政府が財政刺激策を打ち出しても、国債への投資意欲は止まらない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のアルミ各社が国内の生産能力規制を背景に海外進出を加速。公表済みの海外製錬事業は計画を含め年産能力1500万トン以上に上る。世界の需給は2027年に供給過剰へ転じる可能性があるが、投資規制や電力供給などが計画実現を左右する
中国の公式GDP成長率は1〜9月で4.6%となったが、欧米の調査機関は実態との食い違いを指摘。ロジウム・グループは2026年通年の成長率をほぼ0%と予測した。不動産不況や消費低迷が続く中国経済の実態と、公式統計への疑問を探る
中国ロボット業界で、大型契約を公表した新興企業の操業停止や賃金未払いが発覚。架空受注の指摘もあり、主要需要の弱さが浮き彫りになっている。幅広い分野で破産・清算などが相次ぎ、技術開発と投資の過熱を背景に業界淘汰が進む
中国共産党に「三重の危機」が迫る。米シンクタンクが政治の混乱、経済の低迷、財政基盤の弱体化を指摘。中国の過剰生産は海外にも波及し、世界経済を揺るがす恐れがある
中国のAI・半導体株が急落。科創50指数は4か月足らずで40%下落し、時価総額は約4千8百億ドル減少した。個人投資家に損失が広がるなか、専門家は株価バブルの崩壊を警告