上海の黄埔区で道路を渡る人々(Hector Retamal /AFP via Getty Images)

各金融機関 中国の2024年成長見通しを下方修正

中国が過去5四半期で最も低い経済成長を記録したことを受けて、世界の金融機関は中国の成長見通しを引き下げ、中国共産党の重要会議である第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)に影を落とした。

中国国家統計局が7月15日に発表したデータによると、中国の経済は第2四半期に前年比4.7%成長し、第1四半期5.3%の成長から減速した。

この数字は2023年7月以来で最も低い経済成長を示している。7月15日に北京で開催された4日間の3中全会に出席する高官たちに市場の信頼を高めるための対策を求める圧力を強めている。

▶ 続きを読む
関連記事
不動産バブル崩壊、消費低迷、投資減速。中国経済は次の成長エンジンを見いだせるのか。専門家は、AI「DeepSeek」のような技術革新だけでは構造的な課題は解決できないと分析。さらに「最大の足かせは共産党体制そのもの」と指摘する
中国市場の低迷と地元EV勢の台頭により、VW・BMW・ベンツの販売が3割超減。内燃機関依存や若年層ニーズの変化が影響し、各社は戦略転換と製品削減を迫られている
中国の自動車ディーラーは経営圧力が強まっている。7割超の店舗が上半期の販売目標を達成できず、販売員の収入減や管理職給与ゼロの動きも伝えられている
中共が採算を度外視してまで輸出を支え続ける理由は、単なる利益ではない。雇用、外貨、過剰生産、そして世界市場での主導権という、政権維持にも関わる構造がある
中共当局は、深刻な信用リスクが生じたとして武漢衆邦銀行を1年間、公的管理下に置く。民営銀行への管理措置は初めてで、地域的な金融危機への波及も懸念されている