2024年4月16日、中国江蘇省蘇州市の港国際貨物ターミナルに積まれている輸出用の電気自動車(EV)。(STR/AFP via Getty Images)
中国企業が海外に工場を建設することは、国内経済の活力をそぐ

内需不振と高関税 中国企業が困難に直面

パンデミック後、中国経済はますます厳しい状況に直面している。外国企業や投資家が中国市場から撤退するだけでなく、中国の企業や資本も国際的な投資や貿易の機会を求めて海外に進出している。2024年上半期には、中国の対外投資と国際貿易の金額が新たな高水準を記録したが、この流れがどこまで続くかは未知数である。

現在、中国資本は大きな困難に直面している。一方で、中国国内の消費市場は大不況に陥り、個人消費が著しく減少している上、地方政府も投資や消費に必要な資金を持っていない。さらに、国際的に中国製品に対して高関税が課され始めている。また、国内の資本市場は低迷しており、日本や台湾などの株式市場は次々と新高値を更新している。そのため、中国の証券資本は様々な手段を通じて海外での機会を模索している。本稿では、中国企業の対外投資資金に焦点を当てているが、証券資本や大量のグレー資本の流出については触れていない。

2023年、外国資本の撤退が加速している。2023年は、外国が中国への投資を減少させた十数年ぶりの年となった。中共(中国共産党)商務部のデータによると、外国直接投資の総額は1兆1300億元(約19兆7787億円)に減少している。中共政府のウェブサイトによれば、2024年上半期の中国における実際の外国資本使用額は4989億1万人民元(約9兆8555億円)未満で、前年同期比で29.1%減少しており、外国資本の撤退が加速していることを示している。

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