豪州の「多文化主義」は崩壊し始めている=豪独立研究センタ(CIS)
オーストラリアのシンクタンク、独立研究センター(CIS)の報告書は、昨年10月7日のハマスによるイスラエル侵攻とそれに続く抗議活動が「政治的分裂と極化」を引き起こし、多文化共存の基盤を揺るがしていると指摘し、文化的対立を煽る現状に警鐘を鳴らす。
報告書によると、オーストラリアの多文化主義は、法律を守る限り、文化的・宗教的な信念を自由に追求できるという社会的合意に基づいてきたが、ハマスの侵攻以降、深刻な脅威に直面している。
「社会的結束や寛容の精神を促進するどころか、多文化主義はむしろ文化的分離を助長し、コミュニティ内の対立を煽る結果になっているようだ」
関連記事
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは
ノーベル経済学賞は、理論の正しさを保証するものではない。景気変動を抑える政策に目を奪われるあまり、その根本原因を見失っていないか。筆者はオーストリア学派の視点から、金融緩和が生むゆがみと経済学の本質を問い直す
欧州で拡大する激しい暴動と、世界で加速する国境の形骸化。一見無関係に見える「街頭での暴力」と「グローバリズム」の裏に潜む計画的な破壊工作とは?ニュースの表面からは見えない社会危機の構造を解き明かす
中間選挙後のトランプ弾劾の可能性をニクソン辞任劇と比較。ベトナム敗退の歴史から台湾侵攻リスクを警告しつつ、レーガン流の強硬路線による抑止シナリオも対比して今後の米中関係と国際秩序の行方を占う
ルビオ米国務長官が中央アジアを訪問し、重要鉱物や投資を軸に米国の関与を強化。中共が進める「一帯一路」への影響と、地域で広がる米中競争を読み解く