10月30日、カナダ通信安全保障局(CSE)は30日に公表した脅威評価で、中国のハッキング活動がカナダにとって最も活発なサイバー脅威と指摘した。写真はCSE本部の外にある看板。カナダのオタワで2015年1月撮影(2024 ロイター/Chris Wattie)

中国のハッキングは「最大の国家サイバー脅威」、カナダ当局が懸念

[オタワ 30日 ロイター] – カナダ通信安全保障局(CSE)は30日に公表した脅威評価で、中国のハッキング活動がカナダにとって最も活発なサイバー脅威と指摘した。

また、ロシアがサイバー計画を通じてカナダとその同盟国に対抗し、不安定化を図ろうとしているとも述べ、イランも脅威として挙げた。

トルドー首相は4月、中国が過去2回のカナダ選挙に干渉しようとしたと発言。中国はこうした非難を常に否定しており、両国の関係は冷え込んでいる。

CSEの報告は「中国の広範かつ攻撃的なサイバー計画は現在、カナダに対する最も高度で活発な国家サイバー脅威となっている」と指摘。中国のハッキングはスパイ活動、知的財産の窃盗、悪意ある影響、国境を越えた抑圧など、高度な政治的・商業的目的に貢献しているとし、中国サイバープログラムの規模、技術、野心は「他に類を見ない」と懸念した。

カナダの情報機関である安全情報局(CSIS)は5月、中国による執拗な選挙介入はカナダの民主主義を損なう恐れがあると指摘していた。

関連記事
ブラジル大統領選で敗北したボルソナロ氏が、最高裁の出国禁止命令に従わず米国へ渡った。トランプ大統領は一家の入国を支持。ボルソナロ氏は公開書簡で選挙不正や政治的迫害を訴え、ルラ大統領は出国を非難した
ブラジルのジャイル・ボルソナロ元大統領の息子であるフラビオ・ボルソナロ上院議員が大統領選での敗北を受け、10月27日に同国を離れ、米国に向かったことが分かった。兄エドゥアルド・ボルソナロ氏に近い関係者が、エポックタイムズに明らかにした
南米ブラジルで25日、現職のルラ大統領が大統領選の決選投票で再選を果たし、ボルソナロ前大統領の息子フラビオ・ボルソナロ上院議員を破った。投票終了予定時刻のわずか3分前には、ブラジル最高裁が投票時間をさらに2時間延長する判断を下していた
カナダ国境サービス庁が、カナダ・中国友好関係促進協」の創設者・容翔遠に対する国外退去手続きを開始。中共軍在籍中の人道に対する罪への関与や、永住権申請時の軍歴虚偽申告を問題視
カナダが中国製EVへの関税を引き下げ、輸入拡大が見込まれるなか、専門家が車載データの流出、遠隔操作、電力網へのサイバー攻撃、国内自動車産業への影響など安全保障・経済両面のリスクを指摘