反応なしでも意識あり? 脳損傷患者の新たな可能性
意識と患者ケアに対する私たちの理解を変える可能性のある発見により、脳損傷後に反応がないと判断された患者の4人に1人が、実際には周囲を認識している可能性があることが研究者の調査で明らかになりました。
この発見は、「昏睡状態、植物状態、または最小意識状態にある患者の認知機能に関する長年の仮説に疑問を投げかけるもの」です。
8月に『New England Journal of Medicine』誌に掲載されたこの研究は、「認知と運動の解離(CMD)」として知られる状態に光を当てました。この研究は、コロンビア大学アーヴィング医療センターやワイルコーネルメディスンを含む複数の医療センターで、241人の反応のない患者を対象に行われました。この研究は、重度の脳損傷患者の意識に関する私たちの理解に疑問を投げかけています。
関連記事
オーディオブックは、物語を楽しむには有効な読書手段です。一方で、学習内容を深く理解し記憶するには、紙の本のほうが向く場合もあります。脳と読書の関係を探ります。
中年期の脳は、まだ柔軟に変化できる時期です。運動、心臓と代謝の管理、睡眠、聴力や視力のケア、人との交流など、認知低下を防ぐための4つの習慣を紹介します。
歩く速度の低下や歩幅の縮小、ふらつきは、脳の健康状態を映すサインの一つかもしれません。認知症やパーキンソン病など、注意したい脳疾患との関係を紹介します。
卵には、記憶に関わる神経伝達物質の材料となるコリンや、脳を支える栄養素が含まれます。認知機能低下やアルツハイマー病予防との関連を、研究と食事の視点から紹介します。
憎しみは、攻撃性や否定的判断に関わる脳の働きを強め、共感を弱める可能性があります。怒りが憎しみに変わる仕組みと、慈悲によって心を立て直す視点を紹介します。