中国企業の港湾運営—パナマ国家損失1550億円超の可能性
パナマ政府は、運河の港湾運営を担う中国企業が不透明な契約のもとで国家利益を損ねた可能性があるとして、調査を進めている。この企業は過去に契約を3度修正しており、その過程が不透明であることから、パナマ政府に少なくとも10億ドル(約1550億円)の損失をもたらしたと指摘されている。
パナマの主要メディア「ラ・プレンサ(LA PRENSA)」によると、香港の「長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)」傘下の中国企業パナマ港湾公司(PPC)は、1997年にパナマ政府の承認を受け、運河の両端に位置するバルボア港とクリストバル港の運営を25年間特許経営する権利を取得した。
パナマ港湾会社は当初、年間2220万ドル(約34億5445万円)の固定料金と収益の10%をパナマ政府に支払う契約を結んでいた。しかし、2005年の契約修正後、固定料金の支払いが撤廃され、代わりにコンテナ1個あたりの処理費が6ドルから9ドルに引き上げられた。また、同社には港湾施設の改善投資が義務付けられた。
関連記事
カナダ政府は、外国政府などの依頼を受けて政治や政府の意思決定に影響を及ぼす活動について、登録を義務付ける制度を8月4日に施行する。中共政権による外国干渉への警戒が背景にある
1千万人が暮らすキューバで再び全国規模の大停電。2024年末以降、これで8回目となる深刻な電力危機。米政府や専門家は「制裁だけが原因ではない」と指摘。老朽インフラの放置や、共産党体制下で続いた腐敗・管理不全こそが危機の根底にあると分析している
中国の港でパナマ船籍船舶の検査や出港停止が急増している。パナマ政府は代表団を中国に派遣し、海上輸送協定の更新や港湾国監督をめぐる問題について協議する
ペルー国家選挙委員会は7月3日、保守派候補のケイコ・フジモリ氏が大統領選に勝利したと正式に発表した。これにより、ラテンアメリカの右傾化傾向は一段と強まり、米国の協力陣営も拡大することになる
ペルー大統領選で保守派のケイコ・フジモリ氏が僅差で勝利。この結果は、アルゼンチンのミレイ大統領誕生など中南米全域で加速する「右傾化(保守の波)」を象徴しており、地域の政治潮流の転換点を描いている