コーヒーは現代人の生活に深く溶け込んでおり、頭をすっきりさせたり、脂肪を燃焼させたりするために、多くの人に親しまれています。熱いコーヒーを一杯飲むと、エネルギーが湧き、仕事による緊張を和らげるのにも役立ちます。

それだけでなく、コーヒーかすにも多くの用途があります。今回は、コーヒーかすの「6つの隠れた使い方」をご紹介します。次回コーヒーを飲んだ後、コーヒーかすを有効活用し、無駄にしないようにしましょう！
 

その1　除湿・消臭で部屋中に香りを広げる

乾燥させたコーヒーかすには吸着効果があります。通気性のあるガーゼ袋や古いストッキングに入れて、冷蔵庫や靴箱、衣装ケース、トイレなどに置くと、防湿、除湿、消臭の効果が期待できます。ただし、コーヒーかすが水分を吸収し、カビの発生を防ぐためには、4〜5日ごとに交換する必要があります。
 

その2　天然の虫除け

コーヒーかすには多くの昆虫が嫌うアルカロイドが含まれています。そのため、天然の農薬として使用でき、庭の植物の周りに少し撒くと、カタツムリや蚊などを効果的に追い払うことができます。家にアリが出た場合、アリの巣の近くにコーヒーかすを撒くと、アリが残した匂いを消し、もう悩まされることはありません。

その3　植物の肥料として

コーヒーかすには窒素やカリウムなどの栄養素が含まれており、有機肥料として使用できます。土壌中の微生物がコーヒーかすを分解することで、土壌が改善され、植物の成長が促進されます。ただし、玄関前の鉢植えには適していません。コーヒー色の水が鉢から流れ出て、床に汚れがたまり、長期的にはシミとなってしまうからです。

その4　汚れ落とし

コーヒーかすにはカフェインと弱酸性が含まれており、洗浄効果があります。キッチンの油汚れや、急須、カップについた茶渋やコーヒー渋、また、まな板についた肉の臭いも落とすことができます。コーヒーかすと洗剤を混ぜて洗うと、とても良い洗浄効果が得られます。

その4　美容スクラブで角質除去

コーヒーかすはボディソープや洗顔料と混ぜて、天然のスクラブとして使用できます。角質除去に役立ち、肌をなめらかにすることができます。ただし、コーヒーかすの質感が粗いため、使用時は適量を混ぜて軽くマッサージするだけで十分です。

その5　肉の漬け込み

コーヒーかすには天然の酸性成分と酵素が含まれているため、肉を漬け込むのに使うとタンパク質が分解され、肉がより柔らかく、美味しくなります。

(翻訳編集 里見雨禾)