アメリカのトランプ大統領は、全ての輸入自動車に対して25%の関税を課すよう命じ、この政策は4月3日から施行された (Photo by Bill Pugliano/Getty Images)

トランプ関税が発効 トヨタとホンダは新関税施行後も価格維持 市場混乱回避を優先

アメリカが、輸入自動車に新たな関税を課すことを発表した後、日本の自動車メーカーであるトヨタとホンダは、主要市場の混乱を避けるため、車両価格を当面維持する方針を表明した。

アメリカのトランプ大統領は、全ての輸入自動車に対して25%の関税を課すよう命じ、この政策は4月3日から施行された。この新政策により、日本の自動車および部品製造業への影響が懸念される。

輸入コストが大幅に上昇するにもかかわらず、トヨタは、現行の販売価格を維持する計画だ。同社の北米代表は「現状を維持し、価格上昇による混乱を避ける」と述べている。また、供給業者からの部品調達量と価格も現状維持する方針だ。ホンダも新関税施行後すぐに価格を引き上げることはせず、市場動向を観察するとしている。マツダは対応策については未定で、「現在の議論結果に基づき行動を検討する」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米イラン交渉の進展を受け、世界市場のリスク選好が改善。25日のアジア太平洋株式市場とリスク資産が軒並み上昇した。
台湾高速鉄路は20日、新型車両「N700ST」の導入に向け、三菱重工業と約130億円の契約を締結した。日本の新幹線システムの海外展開を象徴する事例だ
石油連盟の木藤俊一会長は会見で、中東緊迫下でも代替調達により安定供給と製油所の稼働を維持していると強調。一方で、サプライチェーン強靱化に伴うコスト負担や競争力維持の議論が必要と訴えた
日本銀行・小枝審議委員の講演内容を解説。中東情勢を背景とした物価上振れリスクへの警戒感や、「金利の正常化」に向けた追加利上げの必要性、バランスシート正常化への道筋について分かりやすくまとめました
中国共産党(中共)のレアアース供給網への依存から脱却するため、東南アジアに目を向ける日本企業が増えている。住友金属鉱山はフィリピンでレアアース鉱山を開発し、双日は越マレーシアで開発を進めるなど、自立したレアアース供給網の構築に向けた動きが加速している。