2025年4月28日、ポルトガルのリスボンで停電が発生し、地下鉄の駅が暗闇に包まれる中、懐中電灯を持った男性が道を案内している。 Adri Salido/Getty Images

スペイン・ポルトガルで大規模停電 交通や生活に深刻な影響

スペインとポルトガルで28日、イベリア半島の広い範囲を襲う大規模な停電が発生した。停電は正午ごろから始まり、復旧作業が進められている。両国の首都マドリードとリスボンを含む主要都市では、公共交通機関や空港、信号機などが機能を停止し、日常生活や経済活動に大きな影響が広がっている。複数の大手メディアが報じた。

スペイン政府は首都マドリードなど3地域で非常事態を宣言し、サンチェス首相は国民に向けて冷静な対応を呼びかけている。政府は緊急対策会議を開き、原因究明と復旧作業の加速を指示した。ポルトガル政府も同様に緊急会議を開催し、警察が信号機や街路灯の故障による交通事故への注意を呼びかけている。

停電の影響で、スペインとポルトガルの広範囲で鉄道や地下鉄、空港の機能が停止した。マドリードでは信号が消えたため交通渋滞が発生し、複数の交通事故も報告されている。地下鉄の駅では明かりが消え、人々がトンネル内を歩いて避難する様子が確認された。また、商店の営業停止や通信障害も起きており、携帯電話の利用も制限されている。原子力発電所や空港では緊急用発電機で最低限の稼働を維持しているという。

▶ 続きを読む
関連記事
EUは中国製タイヤに最大45.3%の反ダンピング関税を発動。ダンピング輸入が域内産業に損害を与えたと認定し、約8万人の雇用への影響も指摘。企業別に異なる税率を適用する。
ウクライナの長距離ドローンがロシア領内深くを攻撃。ルビオ米国務長官は、ロシアの領空防衛が困難になり、戦争終結交渉の流れが変わりつつあるとの見方を示した
香港発ロンドン行きのキャセイ便がルーマニア上空で一時、管制との通信を喪失。NATO戦闘機が対応後に通信は回復し、機体は安全に目的地へ到着した
NATOのルッテ事務総長は、アンカラで開かれた防衛産業フォーラムで、中共政権、ロシア、北朝鮮の脅威に対応するため、防衛産業協力の強化を発表した。重要原材料、ドローン、ミサイル防衛などを柱に、兵器生産能力と供給網の強化を進める
フランス右派の指導者、マリーヌ・ルペン氏は7月7日、2027年のフランス大統領選挙への出馬を正式に表明した。各種世論調査では、フランスの右派政党「国民連合」は2027年大統領選で首位を維持している