イメージ画像、2007年1月、中国江蘇省南京市。(China Photos/Getty Images)
「子を持てば国家に弱みを握られる」国。

中国で「結婚・離婚手続きの簡素化」 なぜ中国人は子を産まないのか

結婚率・出生率の急落と離婚率の上昇が止まらない中国で、このゆゆしき状況をどうにか改善しようと、中国政府は補助金支給や手続きの簡素化などの施策を講じた。

5月10日、中国当局は、新たな「婚姻登記条例」を施行し、結婚・離婚の手続きにおいて、従来必要だった戸籍書類(戸口簿)の提示を不要とするなど、手続きの簡素化を図ったが、しかし、手続き上昔よりいくらかスムーズになったということだけで、人々は結婚するだろうか?

「あまりにおめでたい発想だ。未来が見えない、夢も持てない、子を持つことが負債になる社会など、誰が進んで家庭を築こうとするのか」とする反発の声も多く、出生率や結婚率の低迷の背景に「将来への絶望感」があった。

▶ 続きを読む
関連記事
北京の病院前で、「補助はありますか」と小さく尋ねる失業者たち。違法と知りながら自分の血で生活をつなぐ現実、なぜここまで追い込まれるのか
北京の「国家信訪局」に並ぶ人々。 最後の望みをかけて上京しても、途中で連れ戻される現実。 「見えない、聞こえない指導者が国を壊した」 寒空の下で上がった声が、いまの中国社会の重さを物語っている
米シンクタンクCSISの報告書は、中共軍の高級将校101人が2022~26年に粛清されたと指摘。中央軍委副主席ら中枢幹部失脚、ロケット軍被害最大。習近平の忠誠確保策が軍の指揮体系と戦備に深刻な影響
中国で35歳以下の失踪者が11日間で136人に達した。最年少は8歳。なぜ若者や子どもばかりが消えるのか。説明なき現実が、臓器狩りへの疑念を再び強めている。
今年の中国旧正月、市場は閑散。収入安定層さえ財布の紐を固く締め、買い控えが鮮明に。お金があってもなくても消費せず、経済不安が庶民を直撃。北京や地方で同様の冷え込み