子供をSNSの害から守る 家族への重要な警鐘=米国
■解説
今年初め、物議を醸している「子供をソーシャルメディアから守る法案(KOSMA)」が上院商業委員会を通過した。この法案の支持者は、13歳未満の子供をSNSから締め出し、17歳未満に対するアルゴリズムによる広告表示を制限することで、子供たちをオンライン上で保護できると主張している。一方、反対派は、この法律が子供たちの憲法で保障された言論の自由を制限し、ビッグテック企業による危険な個人データ収集を必要とする恐れがあると警告しています。
しかし、KOSMAの最大の問題は、その目的ではなく、その達成手段にある。子供たちの生活におけるソーシャルメディアの影響を減らすこと自体は良いことだが、政府主導の全面的な規制によってそれが実現できるとは期待できない。KOSMAは、子供たちがオンラインにいたいという欲求を止めることはできないし、テクノロジーに詳しい若者たちは、自分の望むものを手に入れる傾向がある。その代わりに、親は子供たちが再び現実の世界を望むように仕向ける必要があるのだ。
関連記事
中共が加える力が大きくなるほど、日本で生じる反作用も大きくなる。これまでのところ、中共は望みを実現できていないばかりか、逆に少なくとも6つの悪影響をもたらした
外交では、握手と署名が「決着」を意味するとは限らない。同じ合意を、一方は和平と見なし、他方は次の一手のための時間と見ることがある。トランプと習近平は、本当に「同じ取引」をしているのか
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る