トランプ政権 ファーウェイ製チップに警告 新AI規制を準備
5月13日、アメリカ商務省産業安全保障局(BIS)はアメリカの輸出規制に違反して開発された疑いのあるファーウェイ製チップの使用を控えるよう企業に警告した。また、AI関連の新たな貿易規則が今後導入される予定であることも明らかにした。
今年1月、バイデン前政権は「AIディフュージョン・ルール」と呼ばれるAI技術の国際的な拡散に関する新たな規則をまとめ、5月15日に施行予定としていた。しかしBISは5月13日、この規則を撤回すると発表。米企業への過剰な負担や、貿易相手国との外交関係を損なう可能性があると判断したという。代替ルールは後日公表される見通し。
ジェフリー・ケスラー商務次官補は、BISの執行部門に対して同規則の廃止を指示。「信頼できる同盟国とともに、アメリカのAI技術を世界に広げる大胆かつ包括的な戦略を構築している」と述べる一方で、「敵対国への技術流出は阻止する」と強調した。
関連記事
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
米テキサス州で女性のプライバシー法が施行。生物学的男性の女性用トイレ利用禁止や、州施設における性別区分義務付けなど、公的空間の安全確保を強化。
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供