4月29日、カナダの首都オタワで、保守党のピエール・ポワリエーヴル党首が演説を行った(Minas Panagiotakis/Getty Images)

なぜカナダの最大野党・保守党は選挙で連敗するのか

今年の連邦選挙で、カナダ最大野党・保守党のピエール・ポワリエーヴル党首が敗れたのは、単なる戦略ミスやメディアの偏向によるものではなかった。それは、カナダの保守派が半世紀にわたってたどってきた文化的後退というパターンの、新たな一章を示していた。保守派が経済について語る一方で、左派は文化を、ひいては未来そのものを掌握している。

10年間のアジア駐在を終えて帰国したカナダ人として、かつて故郷と呼んでいたこの国が倦怠期に入っているのを目の当たりにしてきた。住宅は手が届かないほど高騰し、犯罪は増加の一途をたどり、国民的な言説は脆くなっている。それでもなお、必然的な進歩、多文化の調和、道徳的優越性といった公式のナラティブは、頑なに維持されたままだ。欠けているのは繁栄だけではなく、意味、自信、そして文化的な明確さである。

保守派は、この進歩的なナラティブ(ストーリー)に挑戦することに一貫して失敗してきた。ジョン・ディーフェンベーカー氏からスティーブン・ハーパー氏に至るまで、彼らはカナダ社会を支える文化的前提にはほとんど触れず、もっぱら経済の管理者として統治してきた。

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