「生きたければ払え」──命の瀬戸際で値切れますか?
重症児の緊急搬送に56万円の請求 領収書も出さぬ中国の救急車の実態とは
日本では無料で呼べる救急車だが、しかし隣国・中国では、呼ぶ前にまず財布の中身を確認しなければならない。命を救うはずの救急搬送が、いまや「高額請求ビジネス」と化し、世論を揺るがしている。
道徳の低下と商業主義の蔓延により、医療とビジネスの境界が曖昧になりつつある中国社会。これまでも大紀元は、過剰医療や賄賂医療の問題を報じてきたが、今回注目を集めたのは、重症児の緊急搬送に対して、信じがたい額の料金が請求された事件である。
発端となったのは、江西省に住む唐(とう)さんの告発だった。重い心臓病を患う息子の病状が悪化し、地元の公立病院では対応できないとされ、約800キロ離れた上海の民間病院への転院が必要になった。しかし主治医が手配した救急車のドライバーから提示されたのは2.8万元(約56万円)という耳を疑う金額だった。
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