チューリッヒにあるスイス国立銀行(SNB BNS)の本部(Photo by Fabrice COFFRINI / AFP) (Photo by FABRICE COFFRINI/AFP via Getty Images)

スイス中銀 政策金利をゼロに引き下げ 欧米主要中銀で約3年ぶりのゼロ金利

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は2025年6月19日、政策金利を0.25%から0%へと引き下げることを発表した。今回の利下げは2022年9月にマイナス金利政策を解除して以来、約3年ぶりのゼロ金利水準となる。欧米の主要中央銀行の中でゼロ金利となるのはおよそ3年ぶりであり、世界の金融市場でも注目を集めている。

SNBはこの決定について、インフレ率の低下とスイスフラン高の進行、そして米国の通商政策による経済の不確実性が背景にあると説明している。実際、スイスの消費者物価指数(CPI)は2025年5月に前年同月比でマイナス0.1%となり、物価が下落している状況が続いている。SNBは「インフレ圧力は前四半期と比べて低下しており、今回の金融緩和でインフレ圧力の低下に対処する」との声明を出している。

今回の利下げは2024年3月から始まった連続利下げの6回目であり、市場の予想通りの内容だった。SNBは3カ月ごとに金融政策を見直しており、ここ1年半は金融緩和を続けている。利下げ発表後、スイスフランは一時的に上昇したが、その後は落ち着いた動きを見せている。

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